国立国会図書館デジタルコレクションの公開範囲変動(2017年4月)

「月刊NDLデジコレメタデータWatch」第35号。今月も国立国会図書館デジタルコレクション(以下、NDLデジコレ)の変動を追ってみた。

国立国会図書館デジタルコレクション書誌メタデータ 2017年4月の変動

NDLデジコレのメタデータについて、2017年4月1日から2017年4月30日までに変更のあったレコードは63,189件であった*1

3月末時点のデータにおいては、「資料種別」*2が「図書」であるもののうち、「著作権に関する情報」*3に「インターネット公開」を含むものは353,697件であったが、4月30日までの更新を適用したデータにおいては353,717件となっており、20件増加している。

資料種別が「図書」であるものについて、資料数内訳は以下の通りであった。

著作権に関する情報 (dcterms:rights) 3月末 4月末
インターネット公開(許諾) 10173 10202 +29
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01 32475 22 -32453
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2012/03/01; 2015/11/10 19 0 -19
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09 19 19 0
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/02/09; 2015/11/10 3 3 0
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/10 41763 41413 -350
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2015/11/10; 2017/02/06 0 19 +19
インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開裁定年月日: 2017/02/06 0 32267 +32267
インターネット公開(保護期間満了) 269245 269772 +527
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 553576 553405 -171
館内公開 85320 85513 +193
(総計) 992593 992635 +42
(内、インターネット公開分合計) 353697 353717 +20

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる(表示スペースの都合により、「著作権に関する情報」の設定値を略記した)。

4月末 総計
許諾 裁定
2012/03/01
裁定
2015/11/10;
2017/02/06
裁定
2017/02/06
保護期間満了 館内公開
3月末 許諾 2*4 2
裁定
2012/03/01
4*5 32267*6 47*7 156*8 *9 32474
裁定
2012/03/01;
2015/11/10
19*10 19
裁定
2015/11/10
350*11 350
保護期間満了 27*12 27
図書館送信 13*13 21*14 138*15 172
館内公開 14*16 17*17 31
総計 31 21 19 32267 554 183 33075

この表は、例えば、3月末時点では図書館送信であった図書で、4月末にはインターネット公開(保護期間満了)に変更されているものが138件あると読んでほしい。

この表の他、3月末のメタデータには存在せず、4月16日付けで登録された図書が41件(すべて館内公開*18)あり、これらの図書のカセットテープ音源部分も資料種別未設定の資料として38件(すべて館内公開*19)追加されている。また、4月30日付けで登録された図書が1件(図書館送信*20)あり、これは既存の資料の一部を分割して登録したものであった*21

パブリックドメイン図書の増加

裁定や図書館送信からインターネット公開(保護期間満了)へと変更された図書には、著作者が1966年に没し、2017年からパブリックドメインとなったものが多数含まれている。

ここでは、図書館送信から保護期間満了に変更された図書(新たにインターネットで閲覧できるようになった資料)を中心として、いくつか著名な著作者のものについて取り上げる。

ここに挙げきれなかった数多くの1966年没の著作者や、許諾や裁定から保護期間満了に変更された図書など、変更の全容は554件の書誌情報リスト(tsvファイル)を参照のこと。

小説家・詩人・翻訳家など

佐佐木茂索の著作に関しては、『モオリス・ルブラン全集』(第1 (強盗紳士アルセエヌ・リユパン)第5 (水晶の栓)第7第8)が、図書館送信から許諾に基づくインターネット公開へと変更されている*22

他に、番匠谷英一(劇作家・ドイツ文学者)などの著作物も公開された。

美術家

楽家舞台芸術

学者・宗教家など

他機関デジタル化資料(内務省検閲発禁図書)

2017年3月にNDLデジコレへ加わった他機関デジタル化資料(内務省検閲発禁図書)の一部が館内公開から保護期間満了に変更されている。

その一つ、『ハワイ・マレー沖海戰』は、1942年の映画『ハワイ・マレー沖海戦』(製作:東宝映画株式会社)の台本である*23

ハワイ・マレー沖海戰
表紙には、「内務省検閲済正本 要必返却」「題名 ハワイ、マレー沖海戦 全巻」との記載がある。

ハワイ・マレー沖海戰
表紙裏には、「(1) 本認可正本は紛失破損等なき様丁寧に取扱ひ下さい」「(2) 本認可正本は公文書なる故落書追書抹消は絶対になさらぬ様願ひます」「(3) 本認可正本が無いと絶対に上映が出来ません故返送転送はフヰルムと同時迅速に願ひます」などの注意書き。

ハワイ・マレー沖海戰
そして、「内閣内務省検閲合格」*24「文部省一般用映画」*25「文部省推薦映画」*26などの印章が押捺された扉。

この台本には、戦後のGHQによる検閲台本(松竹大谷図書館「GHQ検閲台本検索閲覧システム」)に見られるような削除指示などは見当たらない。

戦時中の映画の検閲制度について、少し見てみよう。

当時、映画法*27および映画法施行令*28、映画法施行規則*29により、劇映画については脚本の事前届出が課せられ(法第九条、規則第十五条)、撮り終えた映画は検閲に合格しなければ公衆の観覧に供する上映は行えなかった(法第十四条)。


映画法

第九条 映画製作業者主務大臣ノ指定スル種類ノ映画ヲ製作セントスルトキハ撮影開始前命令ノ定ムル事項ヲ主務大臣ニ届出ヅベシ届出ヲ為シタル事項ノ主タル部分ヲ変更シタルトキ亦同ジ

主務大臣ハ公安又ハ風俗上必要アリト認ムルトキハ前項ノ規定ニ依リ届出ヲ為シタル事項ノ変更ヲ命ズルコトヲ得



第十四条 映画ハ命令ノ定ムル所ニ依リ行政官庁ノ検閲ヲ受ケ合格シタルモノニ非ザレバ公衆ノ観覧ニ供スル為之ヲ上映スルコトヲ得ズ

前条第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス

映画法施行規則を見ると、撮影開始前には脚本を提出し(第十五条)、撮影後に映画の検閲を受けるには台本を提出(第二十五条)、検閲に合格すると台本には合格印章が押捺される(第二十八条)とある。今回の『ハワイ・マレー沖海戰』台本は、こうした資料なのだろう。


映画法施行規則

第十四条 映画法第九条第一項ノ規定ニ依リ映画ノ種類ヲ指定スルコト左ノ如シ

一 劇映画



第十五条 映画製作業者映画法第九条第一項前段ノ規定ニ依ル届出ヲ為サントスルトキハ撮影開始十日前左ノ事項ヲ記載シタル届書正副二通ヲ内閣総理大臣及内務大臣ニ提出スベシ

五 映画ノ内容(脚本ニ依リ表示シ三部ヲ添付スベシ)



第二十五条 映画法第十四条第一項ノ規定ニ依ル検閲ヲ受ケントスル者ハ左ノ事項ヲ記載シタル検閲申請書正副三通ニ検閲ヲ受クベキ映画及台本四部(中略)ヲ添ヘ内閣総理大臣及内務大臣ニ提出スベシ(後略)



第二十八条 検閲ニ合格シタルトキハ(中略)第二十五条ノ規定ニ依リ申請アリタルモノニ付テハ映画ニ様式第七号ノ合格印章及記号番号ヲ、台本ニ様式第八号ノ合格印章ヲ押捺ス(後略)

また、映画法施行細則(警視庁令)*30では、映画興行には所轄警察署長の許可を受けなければならず(第五十四条)、許可申請書には「検閲ノ合格印章ヲ押捺シタル台本又ハ警察署ノ検印アル写本」の添付が必要とされ(第五十五条)、興行中も臨検の際には「検閲ニ合格シタル映画ノ台本又ハ警察署ノ検印アル写本」の提示が必要とされた(第六十七条)。『ハワイ・マレー沖海戰』台本表紙裏の注意書きは、こうした事情によるものと考えられる。


映画法施行細則(警視庁令)

第五十四条 映画興行者映画興行ヲ為サントスルトキハ(中略)所轄警察署長ノ許可ヲ受クベシ



第五十五条 前条ノ許可ヲ受ケントスル者ハ左ノ事項ヲ記載シタル許可申請書(様式第一号)正副二通ヲ上映前日迄ニ(中略)提出スベシ(中略)

前項ノ許可申請書ニハ左ノ各号ノ書類ヲ添付スベシ(中略)

一 規則第二十八条ノ規定ニ依リ検閲ノ合格印章ヲ押捺シタル台本

又ハ警察署ノ検印アル写本



第六十七条 映画興行者ハ映画興行中左ノ各号ノ事項ヲ遵守スベシ

十 検閲ニ合格シタル映画ノ台本又ハ警察署ノ検印アル写本ハ常ニ興行場ニ備ヘ置キ臨検警察官吏ノ求メアリタルトキハ之ヲ提示スルコト

『ハワイ・マレー沖海戰』台本には削除指示等が見当たらないが、戦時中の映画の検閲制度下では、脚本の事前届出の段階で製作後の検閲に合格すべく改変がなされ、検閲のため提出する台本はすでに当局の意向に沿ったものになっていたのだろう。

実際、内務省警保局による『映画検閲年報 昭和17年*31を見ると、検閲申請を受理したもののうち、検閲不合格となったものは1件もない(検閲不合格がないかわりに「検閲申請取下」となっているものはある)。

古典籍資料の公開範囲変更

資料種別が「和古書」であるものについて、今月も公開範囲に変動があったか調べてみた。

著作権に関する情報 (dcterms:rights) 3月末 4月末
インターネット公開(許諾) 8 8 0
インターネット公開(保護期間満了) 72641 72658 +17
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 17202 17201 -1
館内公開 3 3 0
(総計) 89854 89870 +16
(内、インターネット公開分合計) 72649 72666 +17

さらに「著作権に関する情報」変動の内訳を見てみる。

著作権に関する情報」の変動 (3月末 → 4月末) 件数
国立国会図書館/図書館送信参加館内公開 → インターネット公開(保護期間満了) 1 *32
新規 インターネット公開(保護期間満了) 16 *33

今回追加された古典籍資料17件の「提供者」を見ると、洋書5件は「電子展示会『江戸時代の日蘭交流3』」、錦絵等12件は「電子展示会『錦絵でたのしむ江戸の名所3』」となっている。前者は、電子展示会「江戸時代の日蘭交流」で一部のページのみが掲載されていた資料が全ページ閲覧できるようになったものと分かる。後者は電子展示会「錦絵でたのしむ江戸の名所」に補充される資料であろうか。

文化庁長官裁定の利用期間延長

今回の更新では、文化庁長官による裁定を受けて公開している資料のうち「裁定年月日: 2012/03/01」であるものの大部分が「裁定年月日: 2017/02/06」に更新された。

2017年4月17日の官報(号外第83号)文化庁告示第三十一号*34に、この裁定内容が挙げられており、対象となる著作物は44,394件、利用期間を平成29年5月1日から2年とし、補償金総額は2,477,412円であることなどが示されている。

また、文化庁裁定実績データベースに、次の概要が示されている(著作物ごとの詳細は通番320-000001から320-044394)。


申請年月日 裁定年月日 著作物等の題号等 著作物等の種類 著作者等の氏名 利用方法
320 H28.11.16 H29.2.6 山田村郷土誌
福原潜次郎編 等(計44,394件)
言語・美術・音楽 安達儀一郎 等(計27,515名) 公衆送信
http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/chosakukensha_fumei/saitei_data_base.htmlより抜粋
裁定に基づいて公開されている図書について以前の記事で作成した表を更新すると、次のようになるだろう。今回、再裁定を受けたグループ③は、著作物等件数にして約15,000件、著作者等人数にして約7,400名減少している。
グループ① グループ② グループ③
裁定 有効期間 2005/04/18 - 2010/04/17 2006/01/23 - 2011/01/22 2012/05/01 - 2017/04/30
裁定年月日 2005/04/18 2006/01/23 2012/03/01
再裁定 有効期間 2010/04/18 - 2015/04/17 2011/01/23 - 2016/01/22 2017/05/01 - 2019/04/30
裁定年月日 2009/12/18 2010/12/27 2017/02/06
再々裁定 有効期間 2015/04/18 - 2024/04/17 2016/01/23 - 2018/01/22
裁定年月日 2015/02/09 2015/11/10
国立国会図書館の「<<公開調査に関するお知らせ>> 2017年4月25日掲載」によれば、「平成26年度に裁定手続きが簡素化されたことにより、(中略)今後は所定の期間ごとに供託を行い、インターネット公開を継続していく予定」とのこと*35。なお、このお知らせでは「利用期間延長著作者数: 27,771名」としており、裁定実績データベース簡易一覧に挙げられている著作者等の人数と若干異なっている。 余談だが、国立印刷局のインターネット版官報は、一部を除き画像化されてしまったままなので、今回の平成二十九年文化庁告示第三十一号も806ページ分が画像で提供されている。また、文化庁の裁定実績データベースのPDF(平成28年度)(2017年4月作成)は、画像貼り込みではないものの、内容のコピーを許可しない設定のPDFにされているため、テキストのコピーができない*36文化庁長官の裁定が行われてから官報に掲載されるまでの期間は以前よりも短縮されており*37、裁定制度を使いやすくするという近年の流れに合致している。しかし、裁定実績データベースPDFの内容コピー不許可という設定での公開は、その流れに逆行するものであって、もし意図していない設定であれば差し替えを期待したい。

*1:国立国会図書館サーチが提供するOAI-PMHを利用した。

*2:dcndl:materialType

*3:dcterms:rights

*4:子供のための戦争の話』、『最新支那官紳録

*5:暗黒より光明に』、『英文選解』、『行政一部補講 : 官吏法』、『国法学 : 高文参考 1

*6:2017年4月にインターネット公開(裁定)に変更された図書32,307件のtsvファイル参照。

*7:愛のリオネル : 小説 一名・内心のさけび』、『熱海線丹那山隧道一部崩壊紀事』、『隠れたる小聖徒 : 信仰の人故千頭石子の伝』、『家畜解剖図譜』()、『家畜解剖図譜』()、『家畜外科産科手術図解』、『学校競技の指導精神』、『関税及税関』、『関税及税関』、『幾何学研究と受験新法』、『幾何学研究と受験新法』、『寄宿舎と青年の教育』、『基督教所感』、『グリムお伽噺 : 新訳解説』、『現代の電話工学』、『剣道修養法』、『剣道の栞』、『剣道ノ術理』(前編後編)、『交換機働作及障碍修理法』(磁石式共電式複式交換機及市外交換機之部附図)、『交換機働作及障碍修理法』(磁石式共電式複式交換機及市外交換機之部附図)、『少年少女選手の練習法』、『女子高等物理学』、『女子陸上競技の実際』、『人心解剖図説』、『諏訪氏系図 続編』、『正教児訓叢書』(第壹編第二編第三編)、『正式フットベースボール・キャプテンボール規則』、『青年の競技 トラツク・フヰールド篇』、『大主教ニコライ師永眠前後』、『千代多歌集』、『ティームゲイムス』、『電気学手ほどき』、『内科治療全書 下巻 1』、『廿世紀の大問題』、『野の百合花』、『馬体外貌図譜』、『万能の微分子 : 一名・内心のさけび』、『籬の花 : 少年少女小説』、『路加伝の特徴

*8:秋葉大明神』、『明ゆく路 : 大阪朝日新聞懸賞一等入選』、『赤穂義士』、『怒らず働く日々の教訓』、『生きた法律犯罪実話と判例』、『移民調査報告  第13』、『大阪の陣』、『お庭の動物研究』、『カタカナコドモトセンサウ』、『京都商品陳列所報告』(第3囘第4囘)、『「金透」教育 前篇』、『黒い流』、『軍人勅諭玄理 : 陸軍予科士官学校教官に対する講演』、『軍人勅諭入門』、『原色版陶磁大観』(第1巻 荑戸第2巻 京都第3巻 九谷第7巻 支那宋代第8巻 支那赤繪第11巻 安南・暹羅第12巻 埃及・波斯)、『現代図案作品集』、『弘法大師』、『国体憲法講義』、『国体憲法学』、『国体憲法学』、『国体明徴と憲法正解』、『国体法の研究 : 天皇は統治権・実の主体にして権利の総攬者たるを論ず』、『国本』、『国民生活の批判と建設』、『古代日本の理想主義と其発達』、『最近判例実話 : 法律の常識』、『支那事変誌』、『支那征討の目的と覚悟』、『芝居錦絵集成』、『渋沢栄一』、『寂心抄 : 歌集』、『上海図書館協会叢書 3』、『鷲峰天鼓』、『小児の育てかた』、『将来の宗教日蓮主義』、『神陵小史』、『図案作品集』、『戦時独逸法令集』、『大化の改新』、『中等日本国体読本』、『調査資料 第3輯』、『賃金統制に関する法規並解説 昭和15年11月』、『土の霊 : 他二篇』、『』、『帝国憲法概論』、『帝国憲法新講 : 通俗正解国体明徴』、『帝国憲法の国体学的研究』、『天皇機関説問題知見補遺』、『天皇の科学的研究』、『東京市職員銘鑑 : 紀元二千六百年記念』、『徳川家光』、『土地商租権概論 : 並商租手続詳解』、『利南東の教育』、『内科治療全書』(上巻中巻)、『長唄大通』、『南米伯剌西爾の最近事情』、『日蓮主義の新研究』、『日蓮上人』、『日蓮上人聖典の新解釈』、『日蓮聖人の宗教と其実践』、『日本興廃の前夜』、『日本国体学概論』、『日本社会科学』、『日本政治の国体的構造』、『日本政治の国体的構造』、『日本大蔵経』(第42巻 宗典部 華厳宗章疏 下第47巻)、『日本法理叢書 第7輯』、『人間としての日蓮聖人』、『梅花余香』、『八紘一宇 : 東亜新秩序と日本国体』、『必勝経済論』、『物価問題官民懇談会第一分科会(物価政策一般)議事速記録』(2第1回(昭和16年12月11日))、『物価問題官民懇談会第二分科会(労力及労力費)議事速記録』(12)、『物価問題官民懇談会第三分科会(産業統制・統制会)議事速記録 第1回』、『物価問題官民懇談会第四分科会議事速記録 : 価格政策に於ける品質問題』、『平安時代の文学』、『[宝生流謡本]解説備考』(頼政老松高砂田村熊野阿漕三井寺養老竹生島清経妥女葵上遊行柳朝長?捨井筒鉢木羽衣白楽天実盛千手兼平難波鵜飼班女玉葛柏崎船弁慶卒塔婆小町忠則蟻通紅葉狩藤戸志賀木賊楊貴妃大原御幸梅枝)、『法律における階級闘争』、『法律における階級闘争 : 同盟罷業権に関する若干の基礎的考察』、『法華経の研究 : 一名・法華経の文化学的研究』、『マルクスの歴史、社会並に国家理論 第2巻 第2冊』、『満鉄調査資料 第11編』、『民法に於けるローマ思想とゲルマン思想』、『明治維新』、『山県大弐 : 勤王の先駆』、『翼賛壮年団の真義』、『歴代風俗写真集』(第1第2第3第4第5第6第7第8第9第10第11第12第13第14第15第16第17)、『露文翻訳調査資料 第8号』、『露文翻訳労農露国調査資料 第16編』、『渡辺崋山

*9:『[宝生流謡本]解説備考』40件が裁定から館内公開へと変更されているが、過去に2015年8月には同じ出版者の『[宝生流謡本]』18件が保護期間満了から館内公開へと変更され、9月には同じ出版者の『[宝生流謡本]』19件が裁定から館内公開へと変更されている。

*10:秋田県方言音韻及口語法』、『貨幣及銀行論』、『凶歳志乃起』、『訓蒙法律字解』、『蚕事要論 : 日新実用』、『蚕桑之実験』、『自治寮生活』、『酒精越幾斯丁幾類製造論』、『娼妓規則義解』、『聖徳太子憲法義解 : 一名・日本之光輝』、『女子文のかきふり : 習字兼用』、『新撰珠算捷径』、『人体筋肉関係篇 : 受験用参考書』、『玉一染色法』、『普通裁縫図解』、『明治雅俗女用文新宝』、『山県大弐』、『養蚕秘密伝 : 実験奏効』、『利息算捷径法

*11:本文中記載のtsvファイル参照。

*12:講演集等の集合著作物など。

*13:絵画の新しき鑑定と鑑賞』、『悲しき笛』、『金色夜叉画譜 上巻』、『最近化学工業試験法 上巻』、『旅人 : 詩集』、『ふる郷 : 詩集』、『幻の国へ』、『モオリス・ルブラン全集』(第1 (強盗紳士アルセエヌ・リユパン)第5 (水晶の栓)第7第8)、『山上夜雨歌集』、『山上夜雨歌集

*14:化学と人生』、『かたまる魂』、『教育的剣道』、『競技と遊戯 : 理論実際』、『競技と遊戯 : 理論実際』、『華厳』、『自治講習会講演集』、『童謡遊戯』(第1集第2集)、『反逆の子は語る』、『文芸と美術』、『無機製造工業化学』(上巻中巻)、『悠紀国三河風俗』、『梁川全集』(第1巻 (東西倫理思想史)第2巻 (西洋倫理学史)第3巻 (倫理学説研究)第4巻 (倫理教育論集)第6巻 (感想集)第7巻 (文芸雑纂)第9巻 (書簡)

*15:Te no sudi』、『赤い椿』、『明る妙』、『英語商業文教科書』(第1巻第2巻)、『廻光遍路イエスか親鸞か』、『沖縄県案内』、『沖縄県写真帖 第1輯』、『外国為替論』、『外国為替論』、『画室の解放』、『神と真理への開眼』、『カルメン』、『彼れ在りとの直感』、『機構学』、『機構学』、『牛乳の新知識』、『奇話哀話』、『近代文学用語辞典』、『芸術写真と構図』、『月光曲』、『けんけん子雉』、『幻想』、『現代空中戦』、『講習会講義録 第16回』、『向上の鉄槌』、『御開山聖人御一代絵伝』、『この人を見よ』、『この身のまゝを』、『最新英語商業通信』、『最新英語商業通信』、『沙羅の木 : 小松耕輔作曲集』、『珊瑚の宮』、『四十八願喚鈔』、『思想と文化』、『姉妹の胸へ』、『蒸汽汽罐及汽機 : 電機学校長距離教授』、『少年書翰文』、『新エルサレムとその教説』、『神智と神愛』、『神慮論』、『心霊上の修養』、『スエデンボルグ』、『生命の文学』、『世界少年文学名作集 第5巻』、『世界の武器』、『赤軍の女参謀 : ニコライエフスク秘録』、『説法百華園・説法巍々編・説法無尽蔵』、『禅の研究』、『禅の第一義』、『禅学大要』、『叟骨集』、『草房礼讚抄 第1巻』、『大思想家の人生観』、『大思想家の人生観』、『大聖釈尊』、『大正幼年唱歌 第8集』、『大正幼年唱歌合本』、『大日本仏教全書』(95969899100101102103104105106107108109110111112)、『大無量寿経』(上 第1冊上 第2冊)、『旅と涙 : 詩集』、『他力義と禅味』、『炭化石灰の工業的製造』、『男犯 : 長篇小説』、『小さな鳩』、『地懐』、『帳中五十座法談・巻懐五十座法談』、『沈鐘の唄』、『帝国の人口 第1回国勢調査(大正9年10月1日現在)』、『帝都復興の歌』、『独学者の手記 続』、『特別高圧送電線路ノ研究』、『特別高圧送電線路ノ研究』、『曇鸞大師伝』、『夏やすみ』、『日本法律大意』、『二万年前 : 科学小説』、『人魚のねがひ : 童話選集』、『乃木大将の歌』、『芭蕉俳句研究』(続々)、『春の外套』、『光に歩まむ : 児童劇』、『人及芸術家としてのトルストイ並にドストイエフスキー』、『人の心』、『百醜千拙』、『仏陀之処世訓』、『文学の神性』、『文章軌範評林註釈』(1-23-45-7続 1-2続 3-4続 5-7)、『文章軌範評林註釈』(〔正〕 1-2〔正〕 3-4〔正〕 5-7(続)1-2(続)3-4(続)5-7)、『平安奠都仏教史』、『米国ノ水力電気』、『漫画東京日記』、『無用語』、『モウパッサン全集 第7巻』、『盛花と投入花の研究』、『闇に輝く光』、『幽霊探訪』、『夢ほどの話 : 他一〇篇』、『予の世界』、『宵のあかり』、『楊貴妃』、『烙印』、『琉球見聞録 : 附・琉球三寃録』、『煉獄 : 小説』、『蓮如上人縁起慧の燈』、『老樹名鑑 : 老樹擁護之鼓吹』、『露西亜文芸の主潮』、『我れ爾を救ふ』(第2集第3集序編

*16:A model for a sustainable society : the significance and achievements of EXPO 2005 Aichi, Japan』、『Environmental report : EXPO 2005 Aichi, Japan』、『The 2005 World Exposition, Aichi, Japan official report : 愛・地球博』、『2005年日本国際博覧会公式記録 : 愛・地球博』、『2005年日本国際博覧会公式記録写真集 : 愛・地球博 : Expo 2005 Aichi Japan』、『愛・地球博オオタカとの共存をめざして』、『愛・地球博マンモス発掘・展示プロジェクト公式記録』、『愛・地球博回顧録 : 2005年日本国際博覧会』、『愛・地球博環境アセスメントの歩みと成果 : 2005年日本国際博覧会環境影響評価の総括』、『愛・地球博催事実施記録集』、『愛・地球博日々改善の記録』、『環境レポート : 2005年日本国際博覧会』、『持続可能な社会をめざして : 「愛・地球博」の意義と成果』、『万博を創る

*17:或る討伐隊員の手記』、『岩倉病院案内』、『革命的支那外交と日本』、『呉田博士 : 探偵奇譚』(〔第1冊]第1編〕第2編3編4編6編)、『飾磨商工人名鑑』、『資本論入門 第1巻中冊』、『十字集 第1輯』、『童話集もぐらと光』、『ハワイ・マレー沖海戰』、『光り輝く神の御支配』、『一の先軀』、『法律と强權』、『理論的憲法(一名國法學)

*18:NHK昭和回顧録』(1 激動への序章2 軍靴の響きの中で3 悲劇への傾斜)、『経営実践講座』(123456789101112131415161718192021222324252627(1)27(2)27(3)法律事典文書事典冠婚葬祭事典)、『声明』(縁山流声明の解説・音譜解説増補版)、『食養医学実践講座』、『中国医学臨床講座』(病名治療臨床編サブノート(I)病名治療臨床編サブノート(II)病名治療臨床編サブノート(III))。

*19:例えば、『NHK昭和回顧録 (音源)』、『経営実践講座 1(音源)』、『声明 (音源)』、『食養医学実践講座 上(音源)』、『中国医学臨床講座 臨床編(I)(音源)』など。

*20:岩波講座哲学 第10

*21:岩波講座哲学 第10』(info:ndljp/pid/10341858)の「電子化時の注記」に「2017/4/28 info:ndljp/pid/1264270から分割。」とあり、『岩波講座哲学 第10』(info:ndljp/pid/1264270)の「電子化時の注記」には「2017/4/28 31コマ以降はinfo:ndljp/pid/10341858に分割。」とある。

*22:共訳者の高橋邦太郎は1984年没。

*23:米国議会図書館の「Naimushō Keihokyoku censorship collection」に保管されているが、「他機関デジタル化資料(内務省検閲発禁図書)」の分類名から想像されるように発禁となったものではない。

*24:映画法施行規則様式第八号の合格印章

*25:映画法施行規則様式第十一号の認定印章

*26:映画法施行規則様式第三号の推薦印章

*27:昭和14年4月5日法律第66号、改正 昭和16年3月6日法律第35号

*28:昭和14年9月26日勅令第668号、改正 昭和15年12月21日勅令第916号

*29:昭和14年9月27日、改正 昭和15年9月9日昭和15年12月21日昭和16年6月24日

*30:日本文化映画年鑑 昭和15年版』で見ることができる。

*31:映画検閲年報 昭和17年』では、「昭和十七年に優秀なる娯楽劇映画として内務省が推奨し、検閲手数料を免除したもの」の一つとして『ハワイ・マレー沖海戦』を挙げ、「以上推奨した映画は企画・演出・演技共に他の映画に比し優秀なるものがあるので手数料免除の恩典に浴したのである」と記している。検閲する上に、通常は検閲手数料も巻き上げていたとは。

*32:老樹名鑑 : 老樹擁護之鼓吹

*33:Groot schilderboek : waar in de schilderkonst in al haar deelen grondig werd onderweezen ... / door Gerard de Lairesse 1』、『Katechismus der natuur / door J.F. Martinet』(Vol. 2Vol. 4)、『Resa uti Europa, Africa, Asia, förrättad åren 1770-1779 / af Carl Peter Thunberg』(d. 2d. 3)、『江戸城全図』、『中野碩翁園池図』、『[錦絵貼り合わせ]』、『丙午年生れ子のさとし書』、『風俗四季哥仙 三月』、『吹上御苑全図』、『北海道国郡全図 : 開拓使蔵板』、『美南見十二候 [九月]』、『明治三十三年十一月十一日子ノ十二時火性の人有卦に入る』、『竜華寺内苑之図』、『林家巽園全景

*34:著作権者不明の著作物の利用に関する裁定及び補償金の額を定める件(文化庁三一)

*35:グループ②についても、2016年1月28日掲載のお知らせに同じ記載がある。

*36:平成27年度裁定分までのPDF(2016年2月および5月に作成されたもの)は内容のコピーを許可する設定になっていた。

*37:例えば、2015年2月9日付けの裁定が官報に掲載されたのは、約5か月後の2015年7月14日であった。